私は時々、晩年のモーツァルトに似ていると言われます。
　それは、私の憂いに満ちたまなざしが
　モーツァルトを彷彿とさせるのでしょうか。
　ご主人さまはよく横でヴァイオリンを弾いているけれど、
　上手なのか下手なのか、
　私は音楽を知らないから、かえってラッキーなのかも。



　私はベートーベンにも似ていると言われます。
　垂れた耳の私の姿が、
　髪を振り乱して音楽に集中するﾍﾞｰﾄｰﾍﾞﾝと重なるのでしょうか。
　でも私は、ただただ睡眠に集中しているだけです。




　寝ていると、「顔がゆがんでる！」と言われます。
　集中して寝ていれば、だれだって歪みます。
　それにしても、鼻にピントを合わせるなんて・・・
　ご主人さまも写真の腕が落ちたもんですね。




　わ、！　ビックリした！

　ご主人さまといえば、ほんとに人が悪い。
　私をよく驚かせるんです。




　では、私の凛々しい姿をお見せしましょう。
　家のまわりに怪しい者が来れば、
　いつだって勇敢に吠えまくります。
　猫であろうが小学生であろうが許しません。
　　それにしても、そろそろハーネスを新しいものに
　替えて欲しいわ。５年間も使ってもうボロボロだもの。



　でもやっぱり、こうやって
　柔らかい陽だまりのなかで
　寝そべっているのが一番の幸せです。




　私っていつまでも年を取らないと自慢してたけど、
　昔の写真がでてきて、ショック！
　やっぱり、歳には勝てないわ。
　（これはキャロが１歳位のときの写真です。）





　私もそろそろ歳だから、白内障にならないようにと、
　侍従がサングラスをかけてくれたの。
　鏡を見たらちょっと変なので、思わず舌を出しちゃいました。
　（私を抱えているのが、侍従の祐君です。）





　森の番犬。ハリーポッターに出てくる森です。
　人から見れば、のんびり寝そべっているように見えるでしょう。
　そんなことはありません。巨大な蜘蛛が出てきても平気です。
　次の写真で私の雄姿をお見せしましょう。



　そら、出た！
　巨大な蜘蛛？　それとも・・・。
　私の吠えている姿は、なかなかフィルムに収められませんから、
　貴重な１枚ですよ。





　私は小川が大好き。
　でも膝から上に水が来るとちょっと怖いの。
　それから、山の水は冷たくておしっこが近くなるので
　長く入っていられないわ。



　やっとおうちに帰ってきた！
　お気に入りのソファーの上で寝そべっていたら
　森の番犬ご苦労様ということで
　おしゃれな枕カバーをかけてくれました。